全国10カ所を選定、物流効率の変化など検証
セブン―イレブン・ジャパンは3月4日、加盟店支援の新たな取り組みを発表した。この中で、一部の直営店舗で24時間営業を見直し、深夜は一時休業する実証実験を行うことを明らかにした。
全国の直営店舗の中から立地条件などが異なる10店舗を選び、3月中旬以降テストを実施する。ユーザーの利便性や従業員の負荷の程度、物流の効率の変化、売上高の変動などを検証、今後の展開を検討する。物流がどのように変化するかも大きな注目点だ。
営業時間は午前7時~午後11時とする方向。今回の発表では言及がなかったが、フランチャイズ(FC)の加盟店についても同様の実験を行う見込みだ。
併せて、店舗のオペレーションに関する生産性向上を後押しするため、同日付で「省人化プロジェクト」を設置したことも説明した。
同社の24時間営業に関しては、一部のFC加盟店が人手不足を理由に時短を強行するなど、見直しを求める声が出ている。
(藤原秀行)