設備能力2.6万t、多様なニーズに対応図る
低温物流を手掛ける二葉は2月14日、川崎市で東扇島冷凍物流センター3号棟が完成したと発表した。
既存の2号棟の北西側に隣接し、ロングスパンのゆとりある荷さばきを可能にしているほかRC-S構造で庫内の柱を最小限に抑え、収容パレット数の増加を実現。1号棟、2号棟との連動性やバランスも考慮した施設で、多様なニーズに対応できるようにしている。
トラック予約受付システムを採用、トラックの待機時間削減と業務効率化を図る。
二葉としては、京浜港では2009年9月の大黒第二冷凍物流センター2号棟以来、14年ぶりの新センター誕生となる。22年3月に開業した南港冷凍物流センター2期棟と合わせるとグループで計30万5000tに達した。
2024年の創業100周年を前に、成長基盤を拡充したい考え。
(プレスリリースより引用)
(設備概要)
所在地:神奈川県川崎市川崎区東扇島 22-6
敷地面積:8,175.45 ㎡
構造設備:鉄骨鉄筋コンクリート造 CO2/NH3、CO2 自然冷媒設備採用
設備能力:26,320t(F級・C&F級・C級・定温)
【1号棟20,145t・2号棟23,005t、3棟合計69,470t】
バース:15 台(エアシェルター、一部ドックレベラーを設置)
【1号棟19台・2号棟16台、3棟合計50台】
設計会社:株式会社 横河建築設計事務所
施工会社:鹿島建設株式会社
冷設会社:三菱重工冷熱株式会社
(藤原秀行)