10Xの小売EC支援アプリ「Stailer」、100店舗に到達した「ライフ ネットスーパー」全店に提供

10Xの小売EC支援アプリ「Stailer」、100店舗に到達した「ライフ ネットスーパー」全店に提供

商品掲載数が1.5倍、スタッフのオペレーション効率化も促進

インターネットスーパー立ち上げ支援を手掛ける10X(テンエックス)は3月15日、小売EC支援用アプリ「Stailer(ステイラー)」に関し、首都圏と近畿圏で297店舗のスーパーマーケットを展開するライフコーポレーションがネットスーパー「ライフネットスーパー」全店舗に導入したと発表した。

「ライフネットスーパー」は3月15日に対象店舗が100カ所に到達した。


(プレスリリースより引用)

10Xは「ライフネットスーパー」初のモバイルアプリ版となる「ライフネットスーパーアプリ」の提供を2021年3月に開始。その後、ネットスーパーの運営に携わる従業員の業務効率化を図るため、「お客様アプリ」「スタッフアプリ」「管理画面」を一気通貫して提供する「Stailer」フルシステムを徐々に導入してきた。

1年間で対象店舗を約40カ所新たに追加するスピード感と今後も拡大を続ける多店舗展開を安定的に支える基盤として、「Stailer」の採用を進めている。

ネットスーパーでは扱う商品が冷蔵・冷凍・常温に分かれるなど、その複雑性から掲載できる商品数が限定されるのが一般的だが、「Stailer」は商品マスタと呼ばれるシステムに強みを持ち、商品の掲載数が最大1.5倍に拡大。

さらに、ネットスーパー事業の難関の1つとなっている店舗スタッフの教育についても、「Stailer」の導入で業務習得期間が短縮。紙ベースかつ目検で行っていたピッキングも、商品を探す時間の短縮・正確性が向上すると想定。10Xはスマートフォン世代の従業員に対しての効果は非常に大きいとみている。

「Stailer」を活用することで、これまで発見できていなかった生産性向上を妨げる要素が洗い出され、各店舗ごとにボトルネックを可視化。

4つの販促関連機能「クーポン管理機能」「バナー管理機能」「レジ前推薦機能」「特集管理機能」の提供で担当者のイチオシやPB(プライベートブランド)商品をしっかり訴求できるUI・UXを実現できる上、ネットスーパーでは難しかった商品との偶然の出会いを創出できるとみている。

10Xは今後、「ライフネットスーパー」が掲げる店舗拡大と各店舗の利用促進強化に合わせ、より多くの消費者に商品を届けられるよう、店舗スタッフの業務効率を改善する「ピッキング機能」の開発を目指している。

また、UI・UXをさらに良くするため、「Stailer」で既に提供しているクーポン機能やバナー機能などの販売促進機能をさらに使いやすく改良するなど、新機能の創出を目指す。

(藤原秀行)

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