ONE、環境負荷低減の最新鋭大型コンテナ船10隻を発注

ONE、環境負荷低減の最新鋭大型コンテナ船10隻を発注

メタノールやアンモニアといった代替燃料対応コンセプトを設定

邦船大手3社が共同で設立したOcean Network Express(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス、ONE)は3月15日、積載能力が1万3700TEU(20フィート標準コンテナ換算)を超える最新鋭の大型コンテナ船10隻を新たに発注したと発表した。

2025年から26年にかけて順次、竣工する予定。

今回の船隊整備はONEが昨年3月に発表した中期戦略に基づくもので、昨年5月に公表した10隻に続く発注となる。

コンテナ市況の短期的な変動にとらわれることなく、最新鋭の新造コンテナ船を安定的に投入していくことで、船隊競争力の強化を図るとともに、効率的で信頼性の高いサプライチェーンの維持・構築との顧客ニーズに応じていくのが狙い。

今回発注した10隻は環境負荷が低いメタノールやアンモニアといった代替燃料対応コンセプトを設定するとともに、波による抵抗を抑えるバウカバーをはじめとした様々な環境負荷低減技術を導入することを計画している。

ONEはグリーン戦略を最重要経営課題と位置付け、2050年までのカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)達成を目指している。より環境に優しい資産や技術へ継続的に投資していく構え。

(藤原秀行)

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