事業の全国展開加速図る
ドローン物流の開発などを手掛けるエアロネクスト子会社で、実際のドローン物流の運営を担っているNEXT DELIVERY(山梨県小菅村)は3月29日、新たな取締役に2月1日付で池上裕亮、青木孝人の両氏が就任したと発表した。
田路圭輔氏がエアロネクストとNEXT DELIVERYの代表取締役を兼務する体制は維持した上で、池上氏は事業統括責任者、青木氏は運航統括責任者にそれぞれ就任。エアロネクストやセイノーホールディングスなどと連携して、ドローンや陸上配送などを組み合わせて地方の物流機能維持を図る新スマート物流「SkyHub(スカイハブ)」の全国展開加速と事業拡大を図る。
池上氏(左)と青木氏(NEXT DELIVRY提供)
新たな経営・業務執行体制(2023年2月1日現在、敬称略)
代表取締役 田路 圭輔
取締役 広瀬 純也
取締役 伊東 奈津子(企画統括責任者)
取締役 池上 裕亮(事業統括責任者)
取締役 青木 孝人(運航統括責任者)
社外取締役 河合 秀治(セイノーホールディングス)
池上氏は2004年、インターネットで一般薬を販売していたケンコーコム(その後楽天が吸収合併)入社。ローソンを経てロジスティクス企画、コンサルティング会社設立。EC創生期から現在に至るまで約20年にわたり、一貫してロジスティクスを軸に活動。EC物流×自社プラットフォーム事業におけるロジや事業責任者、3温度物流×ネットスーパーやラストワンマイル事業におけるロジと事業開発責任者、AI×ロボットを活用したオペレーション開発や経営戦略、人事領域の責任者やコンサルタントに携わる。ロボット開発のGROUNDにも在籍した。九州工業大学生命体工学部卒。1978年生まれ。
青木氏は2008年、航空機部品製造の会社に入社。営業職として10年間勤務後、空から広がるビジネスでの社会貢献を目指し2018年ドローンビジネスに参入。エンタメ空撮、国産機テストパイロット(PoC含む)、河川調査、測量など無人航空機を活用した多様な業務経験を経て、ドローン物流を広めるべく、運航のプロフェッショナルとして活動。東京造形大学彫刻科卒。1978年生まれ。
(藤原秀行)