ジェイテクトや名鉄も参加、50kg搭載し50km飛行可能見込む
プロドローン(PRODRONE)は5月1日、愛知県が進めている「革新事業創造提案プラットフォーム(A-idea)」で、大型ドローンを輸送に活用する「あいちモビリティイノベーションプロジェクト 空と道がつながる愛知モデル2030」が第1号案件として採択されたと発表した。
同プロジェクトはドローンや「空飛ぶクルマ」、自動運転車両を同時かつ安全に制御し、災害にも対応できるモビリティ社会を2030年に確立することを目指している。プロドローンはその一環として、25年までに官民が連携した「空飛ぶ軽トラ」ドローンの開発を進める。
「空飛ぶ軽トラ」50kg搭載して50km飛行するドローン(PRODRONE提供)
「空飛ぶ軽トラ」は積載重量50kgで50kmの飛行が可能な大型カーゴドローン。平時は医薬品配送などで中山間部や離島の地域課題解決に貢献し、災害時は孤立集落などに救援物資を輸送することで減災に協力することを想定している。
同プロジェクトは愛知県とトヨタ自動車グループで自動車部品大手のジェイテクト、名古屋鉄道、PRODRONEの4者がコアメンバーとなり、5月25日にプロジェクトチームを立ち上げ、推進する予定。
(藤原秀行)