マグニチュード6.5と推定、宅配に影響
※本文を一部差し換えました
気象庁によると、5月5日午後2時42分ごろ、石川県の能登地方を中心に北陸地方で強い地震が発生した。
石川県の珠洲市で最大震度6強、能登町で震度5強、輪島市で震度5弱、金沢市などで震度4をそれぞれ観測した。震源は同地方で、深さ10km。マグニチュード(M)は6.5と推定されている。この地震による津波の心配はないという。
国土交通省などによると、北陸エリアで宅配大手が窓口業務を休止するなど物流に一部影響が出ているもよう。倉庫などの物流関係の施設には大きな被害は出ていないとみられる。
中日本高速道路(NEXCO中日本)によれば、5月5日午後6時現在、地震の影響で通行止めになっている高速道路の区間は見られない。地震の影響で北陸新幹線が一時、安全確認のため運転を見合わせたが、同日午後4時すぎに全線で運転を再開した。
総務省消防庁によれば、5月5日の午後10時半現在、珠洲市で男性1人がはしごから転落、死亡したほか、富山と石川の両県で計14人が軽傷を負った。今のところ、火災は見られないという。
(藤原秀行)