名古屋と四日市の港湾対象
日本郵船は5月16日、同社としては4隻目となるLNG(液化天然ガス)燃料自動車専用船「WILD ROSE LEADER」(ワイルドローズリーダー)が5月10日に愛知県の名古屋港、同15日に三重県の四日市港へそれぞれ初入港したと発表した。
同船は今年2月に竣工した「JASMINE LEADER」の姉妹船に当たり、環境に優しい輸送の実現を目指して、引き続き花にちなんで命名されている。
名古屋港に入港し、LNGバンカリングを受けるWILD ROSE LEADER(セントラルLNGマリンフューエル提供)
同船は日本郵船が中国の招商局南京金陵船舶有限公司に発注した4隻のLNG燃料自動車専用船の2番船。名古屋港に入った後、セントラルLNGマリンフューエルが運航するLNG燃料供給船「かぐや」からLNG燃料の供給を受けた。これは名古屋港で初めてのLNG燃料供給船によるShip to ShipでのLNGバンカリング実施例になったという。
<本船概要>
船名:WILD ROSE LEADER
全長:199.90m
全幅:38.00m
最大積載自動車台数:7,010台(基準車換算)
総トン数:71,846㌧
建造年:2023年
船籍:LIBERIA
(藤原秀行)