次世代クリーンエネルギーの開発後押し、機器や部材の輸送ニーズなど対応も
商船三井グループでスタートアップ投資を担うCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)のMOL PLUSは5月17日、核融合炉周辺およびプラントに必要な機器・システムの研究開発を担うプラントエンジニアリング企業の京都フュージョニアリング(東京都千代田区)へ出資すると発表した。具体的な出資額は開示していない。
京都フュージョニアリングは、安全性と十分な供給量を満たす次世代クリーンエネルギーとして期待される核融合炉およびフュージョン(核融合)エネルギーの実現を目指す企業・研究機関と協業し、フュージョンエネルギーの産業化に向けて事業を推進している。
併せて、フュージョンエネルギーにおける機器や部材などの国内外でのサプライチェーン網構築に向け、様々な関係者と協業している。
MOL PLUSは、京都フュージョニアリングの取り組みがフュージョンエネルギーソリューションの社会実装実現に大きく寄与することに期待し、資金調達に協力する。今後、フュージョンエネルギーの利用過程で生ずる輸送ニーズや、海洋事業への展開に関し、海運業の立場から後押しする構え。
<出資先概要>
会社名 |
京都フュージョニアリング株式会社 |
代表者 |
代表取締役 長尾 昂(ながお たか) |
設立 |
2019年 |
所在地 |
東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビル6階 Inspired.Lab |
事業内容 |
核融合炉関連装置・システムの研究開発およびプラントエンジニアリング |
ホームページ |
(藤原秀行)※いずれもMOL PLUS提供