国分フードロジスティクスマレーシア、クアラルンプール郊外で4温度帯物流センター増設:大和ハウスが担当

国分フードロジスティクスマレーシア、クアラルンプール郊外で4温度帯物流センター増設:大和ハウスが担当

保管能力4割増、温度帯物流の需要増に対応図る

国分グループ本社は5月26日、マレーシアで物流事業を展開しているKokubu Food Logistics Malaysiaが、事業拡大のため、クアラルンプール近郊に4温度帯物流センターを増設したと発表した。

大和ハウス工業が拠点増強を担当。5月1日に稼働を開始した。

国分グループはマレーシア国内で回転寿司チェーン店「SUSHI KING(スシキング)」を121店舗展開するTexchem(テクスケム)グループと低温物流事業会社のKokubu Food Logistics Malaysia(KFLM)を2016年に合弁で設立。同国の外食事業者、小売事業者の物流受託業務を展開している。

2020年にはクアラルンプール郊外に4温度帯物流センターを開設し、同国内の保管・配送拠点として顧客基盤を固めてきた。経済成長が続く同国で温度帯物流の需要増加に対応するため、低温倉庫を増設し、保管能力を1万3000パレットから4割増の1万8000パレットへ上積みする。

今後は温度帯物流に、顧客のニーズに沿った付帯サービス機能を組み合わせ、安全で高品質な物流サービスを提供、顧客満足度向上を図る。

センター概要
名称
K&KFLM Shah Alam Warehouse
所在地
Lot 22204,Jalan 33/52,Seksyen 33,40400 Shah Alam , Selangor , Malaysia
延床面積
181,732 sqft(16,884㎡)
対応温度
冷凍(−18度~−25度): 49,374sqft (4,587㎡)
冷蔵(0度~8度):18,341sqft(1,704㎡)
定温/常温(15度~25度):62,549 sqft(5,811㎡)
ローディングベイ:27,798sqft(2,583㎡)
その他(事務所等):23,670sqft(2,199㎡)
対応商品
冷蔵・冷凍加工品、常温食品、定温商品(米、油、チョコレートなど)、青果 ほか
増設の特長
−25度の冷凍エリアを完備
アイスクリームなど厳密な温度管理が必要な商品の保管が可能
冷蔵エリアに通過型物流センター機能を保有
在庫保管型センターに加え、冷蔵仕分けスペースを有した通過型センター機能を具備
稼働日
2023年5月1日 (月)

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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