取り扱い荷量増加と従業員の働きやすさ重視、1.5倍の処理能力に増強
フクダ・アンド・パートナーズは5月26日、プロジェクトマネジメント(PM)業務を担当した沖縄ヤマト運輸の新拠点「沖縄ヤマト運輸(沖縄ベース)」が沖縄県糸満市で竣工したと発表した。
新施設は延床面積2万6810㎡。インターネット通販やインバウンド需要の拡大に伴った「取り扱い荷量の増加」と、雇用の促進化に伴う「従業員の働きやすさ改善」を目的として、既存敷地、建物の有効利用を図ったのが特徴。
フクダ・アンド・パートナーズはPMとして基本計画、設計・施工者選定支援、設計監修、工事監修、マテハン調整を手掛けた。
既存建物の車両整備場、クール室を撤去し、空いたスペースに荷捌き棟を増築。敷地の別の空きスペースに本社棟、駐車場棟(250台)を新築した。
本社棟を中心に荷捌き棟、駐車場棟の3棟を渡り廊下で連結し、雨に当たらずに各棟への移動ができるよう配慮。建蔽率を最大限使い切り、土地の有効利用を図っている。
本社棟はシンボリックでありながらも普遍性が高いデザインを施し、荷捌き棟は旧来の約1.5倍の荷物を取り扱える施設に増強した。
建築概要
建築主 | 沖縄ヤマト運輸株式会社 |
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計画敷地 | 沖縄県糸満市西崎町4丁目21番地3 |
敷地面積 | 18,716.27㎡(5,661.67坪) |
建築面積 | 11,691.96㎡(3,536.81坪) | 延床面積 | 26,810.60㎡(8,110.20坪) |
用途 | 事務所(本社)/駐車場/荷捌き、倉庫 |
構造規模 | S造(本社棟、駐車場棟4階、荷捌き棟2階) | 工期 | 2021年1月27日~2023年1月31日 |
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用