航空機エンジン部品製造のAeroEdge、7月4日に東証グロース市場上場

航空機エンジン部品製造のAeroEdge、7月4日に東証グロース市場上場

「空飛ぶクルマ」向けも手掛ける

航空機部品の製造を手掛けるAeroEdge(エアロエッジ、栃木県足利市)が7月4日、東京証券取引所グロース市場に上場する。

2015年、歯車製造の菊池歯車(同)から分社化し、航空機エンジン用チタンアルミブレードの製造・販売を担う会社として発足。さらに航空宇宙部門を16年にAeroEdgeへ分割した。同年4月に初出荷を果たした。

欧州のエアバス製A320や米ボーイング製737などのエンジン「LEAP」に搭載するチタンアルミブレードを取り扱っており、シェアは3割程度を占めている。高い加工技術を活用し、航空機以外に「空飛ぶクルマ」(eVTOL=電動垂直離着陸機)やガスタービンの部品も担っている。

上場で調達する資金は生産拠点の拡充や設備投資に充てる。

2022年6月期の単独売上高は19億6500万円、経常利益は1080万円だった。新型コロナウイルス感染拡大で世界的に旅客需要が激減し落ち込んでいた航空機製造が持ち直していることから、今後は成長を見込んでいる。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事