地域パートナー獲得、物流などの利用容易に
ドローンの安全運航支援を担うトルビズオンは7月4日、自社が提供している、ドローンの空路整備をサポートするシステム「S:Road」における全国展開パートナーの第2弾として、同日に愛知県、富山県、宮崎県の3社が新たに参加すると発表した。
各社は自身の地域でドローン空路のリスクアセスメント事業を開始する予定。
水色のマークが新設したスカイディベロッパー
新規パートナー企業様のご紹介
第2弾のスカイディベロッパー3社は、愛知、富山、宮崎の各県で空路の構築を推進している。各地域の「空の道」は、ドローンスクールの訓練場以外にも、各種点検業務、鳥獣被害対策、農林業データ取得、物流配送など、多様な用途での利用が見込まれている。
トルビズオンはスカイディベロッパーと連携し、ドローンの技術発展と社会受容性向上を同時に達成することを目指すとともに、住民を積極的に巻き込んだ空路インフラの構築という新たなカルチャーを築いていきたい考え。
会社名 |
所在地 |
代表者 |
関連URL |
株式会社グリーンサービス |
愛知県 |
榊原 正道 |
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一社 KUドローンマップ機構 |
富山県 |
今田 光一 |
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ワールドワイドトレード株式会社 |
宮崎県 |
武田 博史 |
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「S:Road」は、ドローン運行者と地域空路を調整する企業をマッチングするのがメーンの機能。特許を取得した技術「スカイドメイン」を駆使し、空域情報のデータベース化と活用推進を実現している。
S:Roadを通じてドローン飛行のリスク管理を行い、地域社会との調和を図りつつ空域の利用を広げられると見込む。ドローン事業者は地域合意の獲得や自治体との連携に必要な作業で、地域企業(スカイディベロッパー)のリソースを活用し、コストを大幅に削減できるのが強み。
また、各地域のスカイディベロッパーは、空路のリスクアセスメントや地元調整業務をビジネスとして展開できるようになる。具体的には、リスクアセスメント済みの空路データ(スカイドメイン)の取引をプラットフォーム上で実現する。ドローン事業者は、特定の条件の場合を除き、地域合意が完全に取得されたエリアを容易に利用することが可能になる。
(藤原秀行)※いずれもトルビズオン提供