大分で試験中に操縦者が接触、小指骨折
国の運輸安全委員会は7月21日、大分県内で同月14日、ドローンの操縦者が負傷する事故が発生したと発表した。
同委は改正航空法に基づく航空事故と認定、事故の原因を究明するため、航空事故調査官を指名し調査に乗り出した。
政府が昨年12月に施行した改正航空法は、ドローンの事故を国交相に報告するよう義務付けている。同法施行後、ドローンの事故で同委が調査官を指名するのは初めて。
同委などによると、事故は大分県九重町で発生。農薬散布にドローンを使うため訓練飛行していた際、付近の電柱に機体が接触。操縦していた男性が、落下したドローンを触ろうとして右手と左側頭部がプロペラに触り、右手の小指を骨折した。
ドローンは大分県内の企業が製造した機体だった。
(藤原秀行)