国交省が詳細ルート発表
国土交通省は4月1日、国内の物流を支える上で不可欠として重点的な整備を図る「重要物流道路」に指定した供用中の道路3万5118キロメートルの詳細を開示した。災害時に寸断された場合、国が優先的に復旧へ取り組むことなどが柱。
新東名道や新名神道、関越道の新潟線と上越線、東関道の千葉富津線と水戸線、中央道の富士吉田線と西宮線、長野線などと、各地域の幹線道路が並んだ。
併せて、重要物流道路の脆弱区間の代替路や災害時拠点(備蓄基地・総合病院など)への補完路として指定した1万5353キロメートルの具体的な路線も発表。国道や県道、市道などが盛り込まれた。
事業中や計画中の区間については、2019年度内にあらためて指定する予定。重要道路の全区間の過半は、40フィート背高の国際海上コンテナ車が通る際の特車通行許可を不要とする区間になる見込み。国交省は5月下旬をめどに制度の詳細を公表する方向だ。
(藤原秀行)
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