販路拡大やマーケティング、システム連携も担当
佐川急便は8月1日、海外通販事業者が抱えているさまざまな課題の解決をトータルで支援する「SAGAWAの海外通販まるごとサポート」の提供を同日、開始したと発表した。
世界の越境EC市場は2026年に4兆8200億ドル(約630兆円)に達すると予測されている。新たに海外への進出を目指す通販事業者の課題として、最適な商材や販売国、海外モール、国際輸送手段などの選定を迫られるほか、海外で拡販を目指す場合にも販路開拓やモールごとの在庫管理、出荷手続きなど数多くの煩雑な作業をこなす必要がある。
佐川はそうした課題を解決するため、海外販売やマーケティングなどに精通している複数のパートナー企業と連携し、商品を海外に向けて輸送するだけでなく、マーケティングサポートや販路紹介など、海外への進出から拡販に至るまで、それぞれの通販事業者の課題に合わせた最適なソリューションやサポートサービスを提供することを目指す。
【主なサービス概要】
◆システム導入
複数の海外モールやカートとAPI連携することで、受注管理から出荷処理までの海外通販の作業をシームレスに1つの専用システムで完結できるようにする。
Before:海外モールやシステムごとにさまざまな管理が必要になり、数多くの煩雑な作業が発生し、業務が非効率であることが課題
After:API自動連携でSAGAWAの海外通販まるごとサポート専用システム内での一元管理が可能になり、業務効率化につながる
◆マーケティングサポート
どの国でどのような商材が売れるのか等、現地市場調査および出品後の販促施策などの提案・サポートを担う
◆販路紹介・出品支援
出品先の国・モールの紹介と出品までのプロセスを提案・サポートを手掛ける
◆在庫管理・保管および国際物流
倉庫の在庫保管・管理から国際輸送までの提案・サポートを担当する
(藤原秀行)※いずれも佐川提供