SG佐川ベトナムとSG佐川急便ベトナムの機能・強みを一本化

SG佐川ベトナムとSG佐川急便ベトナムの機能・強みを一本化

SGホールディングス・グローバルが越の2事業法人を統合

SGホールディングスグループの海外事業統括会社であるSGホールディングス・グローバルは4月2日、ベトナムの事業法人である「SG佐川ベトナム有限会社」(SGV)と「SG佐川急便ベトナム有限会社」(SGEV)の2社を同1日付で事業統合したと発表した。今後はSGVを存続会社として事業を展開する。

ベトナムでフレイト・フォワーディング事業、ロジスティクス事業、国際エクスプレス事業に強みを持つSGV、先に買収した現地宅配大手Phat Loc Express社の国内エクスプレス事業を継承しているSGEVの機能・強みを組み合わせることで顧客窓口を一本化。海外からベトナムへ輸入される貨物の通関からラストワンマイルまでの一貫輸送体制を構築するのが狙い。

SGVはホーチミンに構える本社を中心にハノイ、ダナンなど103カ所の拠点を有し、2月末時点の従業員数は1637人。フレイト・フォワーディング事業のほかロジスティクス事業では流通加工、一般倉庫、保税倉庫、CFS倉庫、冷凍・冷蔵倉庫、国内エクスプレス事業、国際エクスプレス事業、輸出入通関事業などを網羅する。

SGホールディングス・グローバルは2016年にベトナム南部で大型物流施設を建設するなど事業の拡大を加速している。SGホールディングスグループは引き続きベトナム国内外の顧客ニーズへ迅速・的確に対応していく方針だ。

(鳥羽俊一)

経営/業界動向カテゴリの最新記事