生鮮保存技術を活用、食品ロス低減などソリューション提供へ
南⽇本運輸倉庫と独自の生鮮保存システムを手掛けるDENBA DISS(デンバダイス)は8月9日、韓国の物流企業Sunjin Logistics(サンジンロジスティクス)と8月8日付で合弁会社「DENBA DISS KOREA(デンバダイス・コリア)」を設立、新たな事業を開始したと発表した。
DENBA DISSは、チルド・フローズン温度帯の食品定温輸送を手掛ける南日本運輸倉庫が、生鮮食品をマイナスの温度帯で冷凍させないまま鮮度を保つことが可能な独自の保存システムを手掛けるDENBA JAPAN(デンバジャパン、東京都千代田区神田錦町)と設立した合弁会社。
(南日本運輸倉庫提供)
新たな合弁会社は韓国内をビジネス領域と設定し、DENBA製品を活用した物流ソリューションを提供する。
南日本運輸倉庫の「温度管理から鮮度管理へ」とシフトした食品流通の新たなインフラは、日本国内で利用が広がっている。韓国でも食品ロスなど食品流通を取り巻く課題は多く、南日本運輸倉庫とDENBA DISSの持つ強みを生かし、韓国の食品流通工程の改善を後押ししていきたい考え。
(藤原秀行)