【台風7号】佐川と日通、明日(8月15日)は近畿2府4県で集配中止

【台風7号】佐川と日通、明日(8月15日)は近畿2府4県で集配中止

ヤマトも「遅延了承」で引き受け

台風7号の影響で、大手物流企業が台風の進路と予想されている近畿地方で集荷や配達を8月15日は中止する方針を相次ぎ打ち出すなど、物流に支障が出ている。

佐川急便は8月14日午前9時時点の情報として、8月15日は近畿2府4県と三重県の尾鷲市など一部地域で荷物の預かりや配達をストップすると発表。同日については、四国・中国・東海・北陸の全域で集荷・配達に遅れが出る可能性があると注意を呼び掛けている。天候によっては、この4地域でも荷物の預かりと配達を中止する可能性があるという。

日本通運も、8月15日は近畿2府4県の全域(離島含む)で終日、集配・営業を停止すると公表。近畿2府4県を発着・経由する貨物も遅延が見込まれると説明している。

ヤマト運輸は8月14日の午後2時現在、 台風7号の上陸予報を受けて、全国から東京都の島しょ部の一部や近畿・四国地域の一部、鹿児島県の島しょ部宛てと、近畿・四国地域の一部から全国宛ての荷物に関し、「遅延了承」の上、引き受けている。

「遅延了承」で預った荷物も、フェリー欠航、航空輸送における航空機の搭載制限などの影響で多くの滞留が発生し、鹿児島県島しょ部や沖縄県全域宛ての荷物配達に大幅な遅れが生じているという。台風6号の影響を踏まえ、沖縄宛ての荷物の預かりも停止している。

(藤原秀行)

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