自動運転フォークリフト×自律走行搬送ロボットが連携、荷下ろしの一部で省力化図る
NEXT Logistics Japan(NLJ)は8月21日、神奈川県相模原市の物流拠点で7月に開始した自動荷役の概要を公表した。
自動荷役自体は7月、同拠点でメディア向けに、実際に活用しているダブル連結トラックなどを公表した際に言及していた。
将来の物流結節点における作業の自動化をにらんで、自動荷役の実装に踏み切った。令和3年度(2021年度)から経済産業省が「物流MaaSの実現に向けた研究開発・実証事業」実施団体としてNLJを選出、実証を行ってきた経験を生かし、自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットを用い、一部支線のトラックからの荷降ろしを実運行の中で実施している。
物流の2024年問題として始まる「物が運べなくなる」という社会課題の解決を目指し、NLJが構築する高効率輸送スキームをより幅広い荷主企業や物流事業者と一緒に推進していくことを目指す。
今後はトラックへの荷積みなどについても自動化にトライする予定。
■実装概要
● NLJ相模原センターに日々入庫する、一部支線便トラックからの荷降ろし
● トラックの両側からの同時荷役
物流結節点における自動化と荷姿標準化の関係
自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットが連携
■今後NLJで実施する取り組み
(1) トラックへの荷積み
(2) 荷積み/荷下ろし時間の短縮
(3) 同一荷室内における異種混載パレットの荷役
(藤原秀行)※いずれもNLJ提供