国交省、物流などへの活用に弾み
国土交通省は2月14日、改正航空法に基づき昨年12月に解禁した、ドローンが有人地帯の上空を目視外飛行する「レベル4」の実施に不可欠な、国家資格の操縦ライセンス「一等無人航空機操縦士」の技能証明書を初めて交付したと発表した。
今年1月に学科試験、2月に実地試験をそれぞれ初めて実施。今回、4人に技能証明書を交付した。有効期間は3年間。国交省によると、同日時点で学科試験には458人が申請しているという。
併せて、レベル4飛行に必要な、機体の安全性を証明する「機体認証制度」の審査も進められており、早ければ3月にもレベル4の飛行が実際に始められる体制が整う見込み。物流などへのドローン応用に弾みが付きそうだ。
(藤原秀行)