マテハン機器の生産体制整備、事業拡大狙う
ダイフクは4月4日、インドの物流用マテハン機器メーカー、ヴェガ・コンベイヤーズ&オートメーションを買収したと発表した。同3日付で手続きを終えた。買収額や出資比率などの諸条件は開示していないが、関係者によれば数億円とみられる。
ヴェガ社はコンベヤーのシステム設計・製造・メンテナンスなどを手掛けている。ダイフクは2016年からインドのムンバイに営業拠点を置いているが、ヴェガ社を足掛かりとしてインド国内で自動倉庫など物流現場向け各種マテハン機器の生産体制も整備。同国をはじめ物流需要の伸びが見込まれるアジア・オセアニア市場で事業を拡大し、存在感を高めていきたい考え。
ヴェガ社は1999年に発足。同国南部のハイデラバードに本拠を置き、従業員は今年3月末時点で73人。
(藤原秀行)