生鮮流通のIT化手掛けるフーディソン、東京・大田区東海でプロロジス開発の物流施設に新拠点開設

生鮮流通のIT化手掛けるフーディソン、東京・大田区東海でプロロジス開発の物流施設に新拠点開設

飲食店向け仕入れサイト「魚ポチ」へ安定供給図る、出荷量や商品保管量が旧来の最大約2倍に

生鮮流通のIT化を手掛けるフーディソンは8月30日、東京都大田区東海でプロロジスが開発したマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東京大田」に、フルフィルメントセンター「フーディソン東京大田FFC」を開設、8月25日に本格稼働を開始したと発表した。

フーディソンは大田市場内に物流拠点を構えており、これまで飲食店向け鮮魚仕入れサイト「魚ポチ(うおぽち)」で取り扱う商品を保管・出荷・配送する仕組みを整えてきた。新たな物流拠点を稼働させ、成長を続ける魚ポチの安定的な商品供給を図る。

プロロジスパーク東京大田は羽田空港から約7.2km、首都高速湾岸線の大井南ICから約300mに位置。東京港、横浜港に加え、巨大消費地の東京、川崎、横浜へのアクセスにも強みを持つ立地となっている。

7階建ての施設の1階部分、延床面積約580坪(約1917.51㎡)を使用。出荷量、商品保管量が最大約2倍となり、これまで以上に幅広い商品をそろえ、より多くの商品を配送できるようになると見込む。

魚ポチは飲食店向けに全国の産地や中央卸売市場から仕入れた商品を、インターネットを介して卸売りしている。飲食店は店舗ごとにコンセプトやメニューが違う上、店頭在庫に応じて日々の仕入れを管理する必要があり、その多くは自ら卸売市場に出向き在庫の補充や当日のメニューを検討していた。

魚ポチでは多様な飲食店の経営者とスタッフがより店舗運営に集中できるよう、日々3000種類以上の商品をウェブサイト上で販売。魚1尾から商品を店頭まで配送しており、現在は登録店舗が2万5000を突破している。

(藤原秀行)※いずれもフーディソン提供

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