滑走路延伸で輸出入貨物需要増見込む、29年3月末までに稼働目指す
ヒューリックは8月31日、千葉県成田市下福田地区で、国際航空貨物に対応した大型物流施設(国際航空貨物コンビナート)を開発すると発表した。成田国際空港の滑走路新設などで取り扱いが増えると見込まれる輸出入貨物の需要を着実に獲得したい考え。
約1000億円の投資を計画しており、同空港C滑走路の完成時期(2029年3月末予定)に合わせての稼働を目指す。
現状では物流施設4棟と検疫などを担う専用施設1棟を開発、総延床面積は約45万㎡を計画している。運営に際しては成田国際空港の運営会社などと連携していきたい考え。
完成イメージ
同社は「安全保障上の観点からもサプライチェーンの国内回帰が見込まれる中、半導体関連の精密機器・自動車部品・医薬品・高級食材などの輸出や成長著しい国際eコマースの拠点としての役割を担い、わが国の経済活動の活性化に寄与する施設とすべく計画を進めている」と説明している。
既に成田市内で約45haの開発用地を取得した。一般国道464号(北千葉道路)の整備により、成田国際空港とのアクセス性向上が見込まれている。
所在地(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)