ESRが千葉・野田で4.6万㎡の物流施設竣工、センコーが1棟借り

ESRが千葉・野田で4.6万㎡の物流施設竣工、センコーが1棟借り

市内2棟目

ESRは9月1日、千葉県野⽥市蕃昌で新たな物流施設「ESR野⽥ディストリビューションセンター(DC)2」が竣工したと発表した。

地上4階建て、延床⾯積は4万5676㎡。センコーが1棟借りしており、9月1日に「野⽥第3PDセンター」として運用を開始した。センコーは新センターを野⽥地区における量販⼩売物流と関東エリアのスポーツ・アパレル物流の事業拡⼤、グループ直営⾃動⾞の⾞庫設置による勢⼒増強の拠点として活⽤する。


「ESR野⽥DC2」外観

「野⽥ DC2」はESRとして竣工ベースで全国32件⽬、千葉県内で8件⽬、野⽥市内では近隣の「ESR野⽥ディストリビューションセンター」(2019年7⽉完成)に次いで2棟目となる。

国道16号線に⾯し、国道16号線と国道4号線の交差点「庄和IC」から7km、常磐⾃動⾞道の柏ICから10km、東北⾃動⾞道の岩槻ICまで20kmに位置し、主要幹線道路へのアクセスに強みを持つ立地。東京都⼼まで⾞で約1時間。東京港や成⽥・⽻⽥空港など輸送インフラ拠点からの中継地点、東日本全域への広域配送拠点としても活用が見込まれる。

耐震構造で1階両⾯にトラックバースを配置。⼤型⾞両は入口と出口を分け、敷地内の⾞両動線はワンウェイとし、⼤型⾞両の待機スペースを⼗分に確保することで、安全性に配慮した効率的な⼊出庫オペレーションを後押しする。バース前の⾞路は⼀部ピロティ形式を導⼊し、⾬天時に影響を受けにくい構造を採用している。

倉庫区画を含め全館空調設備を取り付け、休憩ラウンジも完備させた。

環境面では全館LED照明、環境配慮型照明システム、ヒートポンプ式空調、節⽔型衛⽣器具の採⽤などを図っており、環境や省エネルギーに配慮した持続可能な物流施設として BELS 5スター、CASBEE Aランクも取得済み。建物屋上には太陽光パネルを設置し、今後設置予定の⾃家消費型太陽光発電設備の規模は1.3MW程度を⾒込む。

⾮常⽤⾃家発電設備を備え、停電時でも防災センター、荷物⽤エレベーター、トイレなど48時間使⽤可能な保安⽤電源を確保し、防災備蓄倉庫も設置している。

<ESR野⽥DC2 施設概要>

■所在地:千葉県野⽥市蕃昌(ばんしょう)266⁻9
■敷地⾯積:21,556㎡(6,521坪)
■延床⾯積:45,676㎡(13,817坪)
■構造:地上4階建て/鉄⾻造 耐震構造
■設計:サンエス建設株式会社 ⼀級建築⼠事務所
■施⼯:サンエス建設株式会社・株式会社堀建設
■開発コンサルタント:株式会社グローバルデザイン
■⼯期︓2022年8⽉1⽇〜23年8⽉31⽇
■アクセス:
【⾞】国道4号線「庄和IC」より7km/常磐⾃動⾞道「柏IC」より10km/東北⾃動⾞道「岩槻IC」より20km
【電⾞】東武野⽥線「七光台」駅より2km
■東京都⼼40km/さいたま市中⼼部30km/千葉市中⼼部56km/成⽥空港58km/東京国際空港62km

(藤原秀行)※いずれもESR提供

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