センター共有や共同配送など推進、持続可能な商品輸送体制確立へ
食品大手5社が共同で出資した物流会社「F-LINE」が4月1日に発足した。
協働に参加しているのは味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社。味の素物流にハウス物流サービス、カゴメ物流サービスなどの事業を統合、F-LINEに社名を変更した。
メーカー5社とMizkanは2015年2月、食品物流の共同物流プラットフォーム構築に合意。北海道での共同配送や関東~関西間の鉄道貨物へのモーダルシフトなどを進めてきた。
今後は前述のメーカー6社がF-LINEを軸として食品や日用品などの分野で物流センターの共有、共同配送による配送件数削減、幹線輸送の効率化などを推し進めるほか、人材開発や設備投資でも連携。深刻化する物流業界の人手不足を克服し、持続可能な商品輸送体制の確立を目指す。
(藤原秀行)