自動倉庫の販売促進、物流業界の省人化後押し図る
ラピュタロボティクスとJA三井リースは9月7日、資本・業務提携を締結したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
両社が連携して自動倉庫「ラピュタASRS」の利用を企業に働き掛けていくことで物流倉庫内の保管効率改善と生産性向上に寄与し、物流業界で喫緊の課題となっている省人化を推進するのが狙い。
JA三井リースは中期経営計画「Real Change 2025」の基本方針に、「ビジネスモデル転換による専門領域の事業拡大」を、サステナビリティ経営の重要取組に「技術革新による豊かな社会の実現に貢献」をそれぞれ掲げ、先端技術を有するスタートアップ企業への出資、販売協力など金融の枠組みを超えたパートナーシップの拡大に努めている。
ラピュタはJA三井リースの持つファイナンス機能や営業ネットワークを生かし、最新のAI技術などを用いたDX推進による物流現場の課題解決を加速させていきたい考え。
(藤原秀行)