栗林商船、「2024年問題」対応で大阪寄港を週4便に拡充へ

栗林商船、「2024年問題」対応で大阪寄港を週4便に拡充へ

小口貨物の取り扱い可能な混載便サービスも開始

栗林商船は1月10日、大阪発着貨物のニーズが増加しているのを踏まえ、2月に大阪寄港を現在の週3便から週4便に拡充すると発表した。併せて、大阪~仙台間で小口貨物の取り扱いが可能な混載便サービスを開始。モーダルシフト需要に対応し、「2024年問題」解決への貢献を目指す。

同社は苫小牧、釧路、仙台、東京、清水、名古屋、大阪を結ぶ海上輸送を主事業として展開。7隻のRORO船とグループ全体で約3300台のトレーラーを活用し、トレーラーリースによる海上輸送サービスに加え、海陸一貫輸送も手掛けている。

大阪~仙台間の全行程を陸上輸送する場合の所要時間はおよそ11時間(休憩なし)のため、海上モーダルシフトへの転換により、大幅にドライバーの労働時間の負荷軽減が実現可能と想定している。

混載便はT11型パレットを使用した貨物(L:W:H=1.1mサイズ、1t)が対象だが、長尺物や重量物にも対応。倉庫受け倉庫渡しで、海上運賃は1P/Lで8000円にBAF(燃料調整料金)が必要(税別)。

大阪発(火曜日)⇒仙台着(木曜日)(週1便・月4回航海・年48航海)、仙台発(火曜日)⇒大阪着(木曜日)(同)のスケジュールで運航する。

荷渡し場所は大阪が大和運輸営業部(大阪市営上屋B-2倉庫、大阪市住之江区南港南3-8-48)、仙台が三陸運輸倉庫部仙台港物流センター(仙台市宮城野区港2-1-4)。


(栗林商船提供)

(藤原秀行)

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