日本の海運会社初、商船三井が持続可能な海事産業目指す戦略的アライアンスに参画

日本の海運会社初、商船三井が持続可能な海事産業目指す戦略的アライアンスに参画

イノベーション促進、「ブルーエコノミー」推進も

商船三井は9月7日、持続可能な海事産業の協創を目指す戦略的アライアンス、米国の非営利団体「Washington Maritime Blue(ワシントンマリタイムブルー、WMB)」が主催している、海運を含む「海事クラスターのイノベーションとブルーエコノミーを推進するリーダーシップ構想」に、日本の海運会社として初めて参画したと発表した。


(商船三井提供)

WMBは海運会社に加え、150以上の港湾局、港湾運営会社、曳船会社、船級協会などの海事関連企業、業界団体、研究機関、行政機関と最先端の海事関連テクノロジーに特化した50社以上のスタートアップが会員として参加。企業や組織の枠を超えて結び付き、幅広く多彩なネットワークを構築することで、海事関連技術のイノベーションを加速し、海洋資源の保全と活用を両立させるブルーエコノミーを推進するクラスターを形成している。

商船三井も長年培ってきた海上輸送・海洋事業に関わる技術的な知見やノウハウを投入し、同クラスターの発展に貢献するとともに、クラスター内の関係者、特にスタートアップへの技術実証の機会を提供、戦略的パートナーシップ関係の構築や協業の可能性を広く模索する。

(藤原秀行)

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