日本通運と商船三井フェリー、東京~九州・瀬戸内航路のサービス拡充

日本通運と商船三井フェリー、東京~九州・瀬戸内航路のサービス拡充

新たに東京-北九州(苅田)間の海上輸送開始

NIPPON EXPRESSホールディングスは9月19日、傘下の日本通運が2024年1月から商船三井フェリーと新たにアライアンスを締結し、東京~九州・瀬戸内航路のサービスを拡充すると発表した。


本船「すおう」

NXグループは「2024年問題」も意識し、環境に配慮した内航海上輸送サービスの拡充や、トラック輸送から船舶を利用した輸送形態へ切り替えるモーダルシフトの促進を図っており、今回の取り組みもその一環。

【新たなアライアンスの概要】
1.航路の拡充
日本通運と商船三井フェリーのアライアンスは、これまで東京~博多航路に限定していたが、新たに東京~北九州(苅田)航路を加えることで、東京~九州・瀬戸内航路を拡充。効率的かつ安定的な海上輸送サービスを提供する。

2.中間寄港地の見直しによるサービスの安定化
東京~博多、東京~北九州(苅田)の両航路の中間寄港地を見直す。東京発および博多・北九州(苅田)発の船枠をより安定的に確保し、顧客の多様なニーズ(仕向地・輸送区間)に応じたサービスの提供を可能にする。

3.東京発北九州(苅田)向けのデイリーサービス化
東京~博多航路で、東京発の便に苅田港への寄港を開始する。従来の東京発博多向けに加え、東京発北九州(苅田)向けをデイリーサービスとして運営する。

■航路(2024年1月以降・予定)

■運航スケジュール(2024年1月以降・予定)

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

経営/業界動向カテゴリの最新記事