半導体・自動車関連企業の物流需要に対応、25年2月営業開始予定
日本梱包運輸倉庫は9月20日、岩手県胆沢郡金ケ崎町で新たな拠点「(仮称)金ヶ崎倉庫」を建設すると発表した。
鉄骨造の2階建てで、延床面積は2万6151㎡を予定しており、営業開始は2025年2月を見込む。
拠点建設エリアで半導体・自動車関連企業の進出が進み、物流・倉庫需要が高まっているのに対応する。トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」を考慮し、中継輸送拠点の能力強化を図り北東北エリアに向けた配送能力を拡大させる狙いもある。
「(仮称)金ヶ崎倉庫」は東北自動車道の北上金ヶ崎ICから3.7km(5分)、水沢ICから5km(7分)。国道4号線に面し、北上市、金ヶ崎町、奥州市の各工業団地へいずれも約30分以内でアクセス可能。
貨物用エレベーター5基、コンテナピット2レーンを揃え、2階の一部区画(6,429㎡)には空調設備の導入も計画している。全天候型インナーバースと高床ホームを備え、様々な条件の天候や車両に合わせた荷役作業を可能にする。
完成後は北上営業所を母体とした北東北エリアへのハブ拠点として、グループの物流動線を活かした付加価値の高いサービスを提供、幅広い物流網の構築を図る。
完成予想図(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)