東京・八王子市、Yperの置き配バッグOKIPPAを1万世帯に無料配布

東京・八王子市、Yperの置き配バッグOKIPPAを1万世帯に無料配布

国内初の規模、再配達削減で脱炭素促進

Yper(イーパー)は10月2日、置き配用バッグ「OKIPPA(オキッパ)」が東京都八王子市の「置き配バッグ配布事業」に採択されたと発表した。

同日から市民モニター1万世帯の募集を開始する。応募期間は10月31日まで。Yperによれば、置き配バッグを1万世帯に配布するのは国内初の規模という。

八王子市は2050年の脱炭素社会実現に向け、2022年2月10日に「ゼロカーボンシティ宣言」を実施。50年のCO2排出実質ゼロを目指している自治体として、地域内の再配達を減らし、CO2排出を抑制するのが狙い。今回の事業で、市内全世帯の約3.5%に置き配バッグを配布する見通しという。

配布するOKIPPAは八王子市オリジナル柄となり、サステナブルなイメージの木々の間に、はちおうじ省エネ国キャラクターのえこちゃん、グリちゃん、ゴーくんを描いている。毎回の荷物受け取りが楽しみになるような、かわいいデザインを施している。

OKIPPAは20回利用することで「カーボン・ニュートラル」を体験できる製品と銘打っている。具体的には、2020年12月に一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の監修を得て、製品ライフサイクルにおけるCO2排出削減効果を算出。その結果、OKIPPAを使って再配達を削減した回数が利用者1人当たり20回を超えた時点で、OKIPPA1個分の製造や流通、廃棄の過程でのCO2排出がオフセット(相殺)されるという。

OKIPPAは2018年9月の一般発売以来、全国で21万個以上が販売されている。

(藤原秀行)※いずれもYper提供

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