24年2月、自動化機器も導入
SBSホールディングス(HD)は10月10日、千葉県野田市で2024年1月竣工予定の自社物流拠点「(仮称)野田瀬戸物流センター」(地上4階建て、賃貸面積14万5389㎡)の4階に、EC向け業務を専用に扱うスペース「EC野田瀬戸物流センター」を同年2月に開設すると発表した。
SBSHDは昨年12月、グループ全体でEC物流のサービスを「EC物流お任せくん」のブランドに統一し、2023年以降、EC専用物流拠点の配備や庫内作業自動化、専用システム開発などを進める方針を表明。輸配送から保管、ピッキング・梱包、入出荷、顧客管理など、顧客の希望する業務工程を的確にサポートできる「プラットフォーム」体制を整備する意向を示していた。
「EC野田瀬戸物流センター」は、EC物流お任せくんのサービスを包括的に展開する第1号の戦略拠点と位置付けている。
EC向け業務専用スペースとしてはSBSグループで最大規模となる1フロア1万坪(約3万3000㎡)を確保。EC事業者が相乗りで利用できる共同運営型の物流センターとする。
3温度帯や定温保管機能を備え、特殊商品の保管可能な危険物倉庫、返品商品の格上げ(補修)や細かい流通加工に対応する各種設備、薬店や撮影スタジオも設置し、アパレル・食品・化粧品・健康食品・医薬品・雑貨など幅広い業種に対応できるようにする。
SBSグループの現場で導入効果や機能評価を実施してきた様々なタイプや工程に合わせたロボットやマテハンのノウハウと、専用の検証施設「LTラボ」(埼玉県越谷市)で収集した実証データを基にLT(自動化)設備を多数導入する。
「(仮称)野田瀬戸物流センター」の外観イメージ
LT設備などのイメージ(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)