3年間で1000台配置を想定
JR東日本とJR東日本スマートロジスティクスは10月16日、予約・預け入れ・受け取り・発送の1台4役が可能な多機能ロッカー「マルチエキューブ」を10月31日に東京駅で初めて稼働させると発表した。まず東京と新宿、大宮の3駅で先行的に配置する。
今後は首都圏の駅構内で年内に約10台(約9駅)、年度内には約100台(約90駅)を設置し、今後3年間で約1000台まで増やしていくことを想定している。首都圏以外の駅などにも広げていくことを念頭に置いている。
JR東日本グループは「Beyond Stations構想」の下、駅の「つながる『暮らしのプラットフォーム』化」を目指しており、「マルチエキューブ」を通じて駅を利用客の交流拠点から豊かな生活動線へ機能を高めるとともに、「2024年問題」などに対応していきたい考え。におけるラストワンマイルなどの課題解決にも貢献していきます。
マルチエキューブ外観(イメージ)
交通系ICカード、QRコード、クレジットカードのキャッシュレス手段に対応し、スムーズに決済することが可能。クレジットカードへの対応も準備している。
荷物の預け入れ・取り出し操作時を除いてロッカーの扉や投函箱の投入口を常時施錠してセキュリティーを高め、安心して利用できる環境を整える。
マルチエキューブ 先行稼働3駅の設置場所
①東京駅 丸の内 地下南口
②新宿駅 ペンギン広場前 階段下
③大宮駅 北口 ニューシャトル 改札前
マルチエキューブの利用シーン(イメージ)
(藤原秀行)※いずれもJR東日本提供