再配達抑制と利便性向上狙い
ZOZOは10月18日、ファッションEC「ZOZOTOWN」に関し、商品の注文時にユーザーが選択する「受け取り方法」の初期設定を、9月28日から「あんしん置き配(玄関前)」に変更したと発表した。
置き配の利用を後押しし、再配達を減らしてドライバーの負荷軽減と配送時のCO2削減につなげたい考え。
(いずれもZOZO提供)
同社によると、初期設定を置き配に変更する前と比較し、置き配の選択が2倍以上となり、置き配指定可能な注文のうち、現在では約70%が置き配が選ばれているという。
トラブルを防ぐため、初期設定を置き配に変更した後、ユーザーが最初に商品を注文する際、注文画面でポップアップして周知している。
同社はこれまで、商品に合わせた適正な梱包資材の選択、複数回に分かれた注文を1つの注文としてまとめて配送する「注文のおまとめ」対象拡大による商品配送効率化、ヤマト運輸のリレーションセンター活用による幹線輸送効率化など、容量圧縮による配送時の積載効率向上を進めている。
併せて、ヤマトのEC向け配送サービス「EAZY」導入による置き配の推奨、置き配指定が可能な注文範囲の拡大など、ユーザーの利便性向上と再配達率低下による配送ドライバーの負担やCO2排出量の低減を両立させる施策も打ち出している。
(藤原秀行)