10.1万㎡、全体は25年夏竣工予定
シーアールイー(CRE)は10月19日、連結子会社のCRE Asiaが参画する合弁会社Cella Management(セラ・マネジメント、本JV)が2号案件として、マルチテナント型物流施設の開発用地の売買契約を締結したと発表した。
Cella ManagementはCRE Asia、Nirvana Wastu Pratama(ニルバーナ・ワストゥ・プラタマ)、Bonny Setiawan氏の3者間で立ち上げた。
完成予想図
開発するのはインドネシアのジャカルタ東部チャクン地区で、最寄りの高速道路入り口から約500mのエリア。本JVとしては初めて、2階建て倉庫を開発する。延床面積は約10万1000㎡(約3万1000坪)で1階部分は2024年秋、2階部分は25年夏をそれぞれ見込む。
ジャカルタ市内は事業用地が限られており、当該土地は数少ない開発可能地の1つ。人口密度の高い工業地帯に位置し、ハラパン・インダ居住区に直結しているため、周辺の日用消費財(FMCG)工場やEC事業者からの保管需要が見込まれるという。
さらに、立地エリアは港に近く、輸出入のサプライチェーンやブカシ県に位置する工業団地からジャカルタ市内をつなぐストックポイントとしての機能を備えている。
開発プロジェクトのロケーション(いずれもCRE提供)
(藤原秀行)