CVCの第2号案件、アパレル業界の顧客にノウハウを紹介
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は10月20日、今年1月に設立したCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合」の第2号案件として、不要品の回収・選別・再流通を通じて資源循環型ビジネスを展開しているecommit(鹿児島県薩摩川内市)に10月13日付で出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
ecommitは「捨てない社会をかなえる」をテーマに掲げ、主にアパレル業界でリサイクル・リユースに関するノウハウ、コネクションを15年以上にわたって蓄積、構築してきた。自社開発のトレーサビリティシステムを生かし、回収から再流通まで”モノの流れ”をデータ化し、捨てられてしまうものを回収・選別。活用できる先へとつなげてきた。
ecommitへ出資することで、NXHDが重点産業と位置付けているアパレル産業の顧客に対し、ecommitの商品回収・選別ノウハウやトレーサビリティシステムと、NXグループのロジスティクスソリューションを組み合わせ、動脈・静脈物流を融合した新たな事業モデルを国内外で創出していくことを目指す。
■投資先 株式会社ecommit 概要
所在地 | 鹿児島県薩摩川内市水引町2803番地 |
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創立年月日 | 2007年8月17日 |
代表者 | 川野 輝之 |
資本金 | 5億7,401万円(資本準備金含む) |
従業員数 | 130名(2023年1月現在) |
事業内容 | 循環型社会に向けたインフラ・システム開発およびリユース・リサイクル事業 |
ホームページ | https://www.ecommit.jp/ |
(藤原秀行)※プレスリリースより引用