【国土交通月例経済】鉄道コンテナ輸送量が9カ月ぶりに前年同月上回る

【国土交通月例経済】鉄道コンテナ輸送量が9カ月ぶりに前年同月上回る

需要好調な内航貨物船は9.8%増と6カ月連続で伸長

国土交通省が4月12日に発表した「国土交通月例経済(平成31年3月号)」によると、1月のトラック輸送量は特別積合せトラックが前年同月比1.2%増の485万5543トン、宅配貨物取扱個数は3.4%増の3億1999万5000個、一般トラックが1.1%増と2カ月ぶりにそろってプラスに転じた。

鉄道の2月速報値はJR貨物全体で3.1%減の255万7909トン。内訳は車扱が9.3%減の82万8384トンと4カ月連続のマイナスだったが、コンテナは0.2%増の172万9525トンと9カ月ぶりに前年同月を上回った。

内航海運の1月速報値は貨物船が9.8%増の1783万2000トンと6カ月連続で前年同月を上回り好調な一方、油送船は11.7%減の989万9000トンと下落基調で推移している。

外航海運の1月速報値は輸出が0.6%増の67.7万TEU、輸入は8.9%増の82.3万TEUといずれも増加したが、金額ベース(修正値)では輸出が8.5%減の3兆9263億6500万円、輸入は0.4%減の5兆1311億1700万円にとどまった。

航空貨物の2月速報値は国内線が7.9%減の5万4747トン、国際線は23.8%減の10万957トンと前年同月を割り込む傾向に変化はなかった。特に国際線は9カ月連続の2桁減となっている。金額ベースでも輸出が7.1%減の1兆7499億5800万円、輸入は5.2%減の1兆5798億5800万円だった。

普通倉庫の1月における月間入庫高は7.3%増の231万9000トン、月末保管残高は4.4%増の515万6000トン、回転率は43.7%と1.2ポイント上昇した。

(鳥羽俊一)

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