茨城・つくばの未利用地15.5万㎡、物流施設など整備構想の大和ハウスに売却決定

茨城・つくばの未利用地15.5万㎡、物流施設など整備構想の大和ハウスに売却決定

日本自動車研究所、取得提案額は142億円

一般財団法人日本自動車研究所(JARI)は10月20日、茨城県つくば市の未利用地約15万5400㎡を大和ハウス工業に売却すると発表した。

今年4月、公募型プロポーザルを実施する方針を公表していた。同社を含む5グループが応募したが、このうち2グループは辞退したという。同社以外の応募者の詳細は開示していない。

未利用地はつくばエクスプレス(TX)の研究学園駅から約300m南側に位置している。以前は自動車の高速走行試験用テストコースとして使われていたエリアで、TX開通を受けてコースが茨城県城里町に移転した後、使われないままとなっていた。

大和ハウスは取得価格として142億300万円を提案。未利用地を3つのゾーンに分けた上で、大型の分譲マンションや商業施設、私立の中高一貫校、産業・物流施設などを整備する方針を示している。最先端技術の実用化に取り組む研究施設も設ける構想を示している。

未利用地の近隣では、やはり大和ハウスが運営している大型商業施設が位置している。

(藤原秀行)

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