「とにかくまず始めてみる」を後押し
プラスオートメーションは10月31日、物流などの業界向けに展開しているロボットのサブスクリプションサービス(RaaS)の新パッケージ「RaaS 2.0」をリリースしたと発表した。
同社のRaaSは100を超える拠点で導入を重ねてきている。ロボットの自動化運用のノウハウをパッケージ化し、顧客の利便性を高めるのが狙い。
「RaaS 2.0」の利用を想定するのは、自動化の取り組み自体が初めてで、これまで自動化のハードルが高くなかなか踏み切れなかった企業を中心とした事業者。最短で1カ月から利用可能と設定。稟議申請、運用設計、波動との乖離などの様々なリスクを最小化し、「とにかくまず始めてみる」を後押しして、物流領域の人手不足をより強力にカバーしていく構え。
(いずれもプラスオートメーション提供)
従来提供してきたRaaSは、自動化運用が進んでいる事業者向けに、より柔軟な個別開発も可能な上位プランとして提供を継続する。
今後は「RaaS 2.0」のユーザー向けに、自拠点の契約内容や利用状況を可視化し分析できるユーザーサイトや、運用の工夫などをユーザー同士で共有できるユーザーコミュニティ、データ活用を進め課題解決を支援する専用のカスタマーサクセスメニューなど、独自のサービスを順次展開していく予定。
(藤原秀行)