三菱倉庫と第一貨物、親会社のDTHDが資本・業務提携、「2024年問題」などに共同で対応へ

三菱倉庫と第一貨物、親会社のDTHDが資本・業務提携、「2024年問題」などに共同で対応へ

輸配送網拡充と業容拡大図る

三菱倉庫とディー・ティー・ホールディングス(DTHD)、傘下の第一貨物は10月31日、資本・業務提携契約を同日付で締結したと発表した。

資本提携の具体的な内容は開示していない。

三菱倉庫は現行の経営計画で「医療・ヘルスケア」「食品・飲料」「機械・電機」「新素材」を重点分野として事業拡大に注力している。一方、DTHDは東北を地盤として子会社17社(孫会社含む)、関連会社3社を抱えており、第一貨物は主要子会社として東日本を中心とした全国輸配送ネットワークに強みを持つ。

両社は提携により、輸配送ネットワークの拡充と業容拡大を図る。トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」にも連携して対応していく構えだ。

(藤原秀行)

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