フェデックス、日本への輸送サービスの柔軟性と輸送能力向上させる新たなフライトをベトナムで開始

フェデックス、日本への輸送サービスの柔軟性と輸送能力向上させる新たなフライトをベトナムで開始

週9便に増強、繊維・衣料品業界などにメリットと見込む


(フェデックス提供)

フェデックス コーポレーション傘下のフェデックス エクスプレスは11月1日、ベトナムと、アジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域や欧州などの市場を結ぶ大陸間の輸送サービスを強化すると発表した。日本に関しては、ベトナムからの輸入貨物の輸送能力を増強するとともに、サービス利用時の柔軟性を向上させる。

フェデックスは10月31日、ボーイング767貨物機を使用した新たな夜間フライトを開始。ベトナムのホーチミンから中国の広州にあるフェデックス アジア太平洋地区ハブを経由して週4便運航し、アジアと欧州を結ぶ。ホーチミン発のフライトが週9便に増え、輸送能力が増加するとともに、日本向け貨物のベトナム国内での集荷締切時間を延長する。ホーチミンとダナンで平日1時間、ビンズオンで2時間と設定している。

フライトの追加は、輸出業者や特に繊維・衣料品業界など、ベトナムに製造拠点を持つ日系企業にとってメリットになると見込む。

新たなホーチミン発のフライトは、現行のアジア、欧州、米国向けの5便(シンガポールのフェデックス南太平洋地区ハブを経由する毎日の午前4便と、アジア太平洋地区ハブを経由する現行の夜間1便)に加わる。週9便への増便による輸送能力の増加は、東南アジアで成長の可能性を模索する企業へのサポートになると強調している。

(藤原秀行)

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