大阪・関西万博での運航につなげる狙い
関西電力は11月15日、空飛ぶクルマの開発を手掛ける英ヴァーティカルエアロスペースと業務提携契約を締結したと発表した。
両社で連携し、日本とアジア地域で空飛ぶクルマ向け充電器と充電インフラ設備の調査・開発を進める。
ヴァーティカルエアロスペースはeVTOL(電動垂直離着陸機)の開発に取り組んでおり、2025年の大阪・関西万博でeVTOL機「VX4」の運航を目指している。
空飛ぶクルマ向けの充電インフラ構築に際し、対象とする機体の仕様を踏まえた開発が必要なため、関西電力は業務提携を通じてヴァーティカルエアロスペースから充電設備開発に必要な機体情報の提供を受け、充電器・バッテリー冷却装置・エネルギーマネジメントシステムの開発などに注力する。
得られた空飛ぶクルマに関する知見や成果は大阪・関西万博での運航や、その後の日本・アジア地域での社会実装につなげていきたい考えだ。
「VX4」のイメージ(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)