スーパーのオーケー、店舗オペレーションにスキャンディットのバーコードなど高速・高精度読み取り技術を採用

スーパーのオーケー、店舗オペレーションにスキャンディットのバーコードなど高速・高精度読み取り技術を採用

モバイル端末に搭載、商品や棚割管理などオペレーション効率化と負荷軽減図る

バーコードなどの高速・高精度読み取り技術を手掛けるスキャンディットは2月16日、関東を地盤にディスカウントスーパーなどを展開しているオーケーが、スキャンディットの読み取り技術を採用したと発表した。

スキャンディットの技術はスマートフォンやウェアラブルデバイスなどカメラが付いているデバイスを活用し、複数のバーコードを同時に読み取ったり、暗い室内に置かれたラベルや破損したバーコードも正確にスキャンしたりできるのが特徴。

オーケーは1都3県で127店舗を構えている。全店舗のスタッフに配布するモバイル端末にスキャンディットの技術を搭載。商品や棚割の管理、在庫確認など店舗のオペレーションを自動化・高精度化する。先進技術の活用で店舗スタッフの作業負荷やストレスの軽減を進めるとともに、店舗オペレーションのコスト削減と効率化も図りたい考えだ。

スキャンディットは2009年、スイスのチューリッヒ工科大と米国のマサチューセッツ工科大の博士号を持つメンバーが創業した。AR(拡張現実)と組み合わせ、バーコードを読み取った商品の画像の上に商品名を表示して作業ミスを防ぐなどの活用方法も提案している。20年に日本法人を設立、日本市場に本格進出した。

(藤原秀行)

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