ヤマタネ、バイオマスレジンHDとコメ原料のバイオマスプラスチック普及へ提携

ヤマタネ、バイオマスレジンHDとコメ原料のバイオマスプラスチック普及へ提携

国内初、パレットに活用

ヤマタネとバイオマスレジンホールディングス(HD)の両社は12月6日、今後普及が見込まれるバイオマスプラスチックの原料にコメを利用し、環境負荷の低減を図ることで業務提携したと発表した。

バイオマスプラスチック原料としての用途拡大によってコメの新たな需要を生み出し、持続可能な農業生産体制の構築につなげる狙いもある。

提携の一環として、コメ由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン」を使った国内で初めての輸送用パレットを、ヤマタネ印西精米センター(千葉県印西市)で利用。引き続き、「バイオリファイナリー」の普及に向けて協力関係を深めていく予定。


パレットイメージ(メーカーは三甲)

今後は産地と連携した資源米の生産とその生産性向上に向けた取り組みによる耕作放棄地拡大の防止、ライスレジン製品の開発・商品化と利用拡充、農作物・食品残渣などの未利用バイオマスをはじめとした副産物の資源化に向けた取り組みを強化する。

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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