26~27年に順次竣工、温室効果ガス削減図る
商船三井は12月19日、環境負荷の低いLNG(液化天然ガス)を主燃料としたケープサイズバルカー5隻の新規整備を決めたと発表した。
5隻のうち2隻は日本シップヤードが受注し、今治造船が建造。残る3隻は中国船舶集団青島北海造船有限公司(CSSC Qingdao Beihai Shipbuilding)が建造する。
2026~27年に順次竣工する予定。商船三井のLNG燃料ケープサイズバルカーは過去に整備を決定した8隻を含め計13隻になる。
今年3月にこのうち1隻の運航を開始しており、本船へのLNG燃料の供給を実施した。
LNGは従来の船舶燃料油に比べて、温室効果ガスのCO2は約25%、硫黄酸化物(SOx)は100%、窒素酸化物(NOx)は約85%の排出削減を見込める上、船舶燃料としても使用されている実績がある。LNG船隊の拡充を図る。
(藤原秀行)※いずれも商船三井提供