ベンチャーキャピタル2社が出資、量産体制整備へ
置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を展開しているスタートアップ企業のYper(イーパー)は4月24日、ニッセイ・キャピタルとみずほキャピタルの2社を引き受け先とした3・5億円の第三者割当増資を行ったと発表した。具体的な出資比率は開示していない。
併せて、同業他社から荷物の追跡や再配達依頼を簡単に行えるスマートフォンアプリ「荷物管理/荷物管理Lite」を取得、自社の置き配バッグと連動させサービス内容を拡充した新たなアプリ「荷物管理OKIPPA」として展開していく。
YperはOKIPPA普及で2019年中に国内の再配達率を10%未満まで引き下げることを目指している。調達した資金に関し「バッグ量産体制の整備と人材採用および経営体制の強化を図る」と説明。開発担当を現在の6人から19年中に20人弱まで増やしていく構え。
同社は18年9月にOKIPPAの一般販売を開始、累計で1万個を突破した。「6月以降、月産数十万個単位で生産可能な量産体制を整備してOKIPPAユーザーの拡大を図る」と強調している。
資金調達に成功したYperのメンバー
OKIPPAの利用イメージ
(いずれもYper提供)
(藤原秀行)