建設コスト上昇で建物完成は1年ずれ込みへ
MonotaRO(モノタロウ)は12月19日、茨城県水戸市で建設を予定している自社物流センターについて、竣工時期が従来見通しの2026年3月から、27年4月に約1年ずれ込むと発表した。
これまで公表していなかった稼働の開始時期は28年5月を予定していることも明らかにした。
資材価格や人件費の高騰で建設コストが当初予定より上振れする見通しとなったため、設計を変更する方向で調整を続けていた。
土地や建物、機械設備をまとめた投資金額は旧来の約400億円から、約460億円に増加する。
同社は茨城県内で笠間市と茨城町の2カ所に物流センターを構えている。新設するセンターと連携し、東日本地域の出荷・在庫保有能力を高め、工具などのインターネット通販の利用の伸びが見込まれるのに対応する。自動化機器も積極的に取り入れる見通し。
(藤原秀行)