飲料水や加工食品取り扱う予定、需要増に対応
アイリスオーヤマは1月11日、2023年12月期決算速報を公表したのに合わせて、同社としては国内で初めてとなる物流拠点「御殿場物流センター」(静岡県御殿場市)を開設する方針を表明した。
飲料水や加工食品の入出荷と保管を担う予定。規模などの詳細は開示していないが、竣工は2025年以降になるとみられる。
同社はこれまで、全国の工場に物流機能を併設してきた。今回、初めて物流拠点を単独で設けることで、飲料水や加工食品の需要増に対応、首都圏への配送能力を強化することを目指す。
同社は飲料水やパックごはんなどの加工食品が好調なため、角田工場(宮城県角田市)にパックごはんの生産ラインを増設。富士裾野工場(静岡県裾野市)では飲料水の生産を開始した。今後は、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)でパックごはんと飲料水の生産を計画している上、25年完成予定の岡山瀬戸内工場(岡山県瀬戸内市)で家電製品に加えて食品も手掛けることを決めている。
生産体制の拡充と歩調を合わせ、物流の基盤整備も進める。
(藤原秀行)