配管損傷や漏水など発生
ジャパンディスプレイ(JDI)は1月31日、能登半島地震の影響で被害を受けた、デジタルカメラ用ディスプレイなどを手掛ける石川県の石川工場が同日、本格的に生産を再開したと発表した。
JDIはもともと1月8日まで冬期休業のため、同工場も生産を停止していたが、地震を受けて復旧タスクフォースを組み、地震発生翌日の1月2日早朝に生産再開へ復旧作業を開始した。
同工場は複数の配管の損傷、漏水、ボイラー停止といった被害が発生。精密装置の動作確認などを慎重に進め、1月24日には一部ラインで生産を再開し、1月31日に全面的な操業再開にこぎ着けた。
現状ではクリーンルームの温湿度調整などに必要な重油とLPG(液化石油ガス) の調達が課題となっており、JDIは「継続して安定確保に努める」とコメントしている。
石川工場(JDIホームページより引用)
(藤原秀行)